こんにちは、イエステーション矢口店です！

今回は、二世帯同居を考えているご家庭に向けて、「バリアフリーリフォーム」のポイントや実際の事例についてご紹介していきます。

 

近年、大田区や矢口渡エリアでも親世帯と子世帯が一緒に暮らす二世帯住宅の需要が高まっています。

家族が近くで支え合える環境は安心感があり、子育て世代にとっても大きなメリットがあります。

しかし、二世帯同居を実現するには、親世帯の安全性や生活動線の確保など、住まいの工夫が欠かせません。

 

そこで今回は、安心して暮らせる二世帯住宅づくりに役立つ「バリアフリーリフォーム」について詳しく解説していきます。

 

 ※こちらの記事は2025年10月3日時点の情報です。

① 玄関・アプローチの工夫 

高齢の親世帯にとって、外出のたびに負担になるのが玄関の段差です。

特に昔の住宅では20cm以上の段差がある場合も多く、毎日の出入りで転倒リスクが高まります。

スロープを設けることで、杖や車椅子でも安心して利用できるようになり、将来介護サービスを受ける際にも出入りがスムーズです。

 

また、ドアは従来の開き戸から引き戸に変更するのがおすすめです。

開き戸だと大きな力が必要な場合もあり、体の負担になりますが、引き戸なら軽い力で開閉でき、通行の邪魔になりません。

さらに、手すりを設置すれば雨の日でも安定して出入りできるため、日常の安全性が格段に向上します。

 

 

② 室内の移動をスムーズに

 室内の段差は、日常生活の中で「ちょっとしたつまずき」が起こりやすい場所です。

フラットフロアにすることで移動が楽になり、車椅子や介護ベッドの利用にも対応できます。

また、ドアを引き戸に変えることで、開閉の動作がぐっと簡単になり、介助者が一緒に通る際にも通路を確保しやすくなります。

さらに廊下幅を広げるリフォームは大掛かりに思えますが、将来的に介護が必要になった際には「やっておいてよかった」と感じられる工夫です。

介護用ベッドや車椅子を利用する可能性を考えると、スペース確保は安心の備えとなります。

 

 

③ 水回りのリフォーム 

浴室やトイレは高齢者にとって転倒のリスクが最も高い場所です。

特に浴室は「滑りやすい床」「深い浴槽」「急激な温度差」といった危険が潜んでいます。

リフォームによって滑りにくい床材を導入したり、またぎやすい低めの浴槽に変更することで、事故のリスクを大幅に減らせます。

さらに、浴室暖房を導入すればヒートショック対策にもつながります。

冬場でも安心して入浴でき、健康面への配慮にもなります。

トイレに関しては、手すりの設置はもちろん、スペースを広くとることで介助がしやすくなり、将来的な介護生活を見据えた安心感が生まれます。

 

 

④ キッチンの使いやすさ

二世帯同居では「キッチンを一緒に使うのか、それとも分けるのか」がよく議論になります。

生活リズムの違いや調理スタイルの違いから、同じキッチンを共有すると不便に感じるケースもあります。

そのため、1階は親世帯用、2階には子世帯用のミニキッチンを設けるといった工夫が効果的です。

また、親世帯のキッチンは調理台の高さを調整したり、引き出し式収納を採用したりすることで、腰や膝に負担をかけずに作業できるようになります。

料理好きな方にとっては「自分のペースで台所に立てること」が大きな喜びとなり、生活の質を高める要素になります。

 

 

⑤ 将来的な介護に備える工夫

 今は元気でも、将来的には介護が必要になる可能性があります。

リフォームの際には、そのときに備えた間取りづくりが大切です。

例えば、1階に親世帯用の部屋を設け、ベッドや介護用機器を設置できる広さを確保しておくと、後々安心です。

 

階段の上り下りが負担になったときのために、昇降機やホームエレベーターの設置も検討できます。

設置費用はかかりますが、家族全員の安心感につながり、外出のハードルも大幅に下がります。

また、訪問介護や医療スタッフがスムーズに入れる動線を確保しておくことも忘れてはいけません。 

 

 

このように、一つひとつの改修には「日常の小さな安心」と「将来の備え」の両方の意味があります。

二世帯同居を計画する際には、「親の安全」と「家族みんなの快適さ」を両立させる視点が不可欠です。

 

二世帯住宅では、ただ単にバリアフリーにするだけでなく、それぞれの世帯が快適に暮らせる工夫が重要です。

 

例えば、親世帯と子世帯では生活リズムや好みが異なるため、遮音性の高い床や壁を取り入れると生活音によるストレスを軽減できます。

また、プライバシーを保つために別玄関やセカンドリビングを設置するケースもあります。

 

生活空間を分けることで、お互いの自由度を高めながらも安心して同居できます。

さらに、世帯が増えると収納も重要です。

二世帯分の荷物を無理なく収められるように、多めの収納スペースを設けると暮らしやすくなります。

特に矢口渡エリアの住宅は敷地が限られる場合が多く、空間の有効活用が快適な住まいづくりの鍵になります。

 

バリアフリーリフォームには費用がかかりますが、国や自治体の補助制度を活用することで負担を抑えられます。

 

●介護保険の住宅改修費：上限20万円

 

●大田区の住宅改修助成制度

 

●リフォームローンや各種助成金の活用

 

例えば、玄関や浴室の段差解消や手すり設置など、補助対象となる工事も多く、事前に制度を確認しておくことで数十万円単位で費用負担を軽減できます。

資金面も含めて、リフォーム計画を立てる際には専門家に相談するのが安心です。

 

 

 

「せっかくリフォームしたのに、思ったより使いにくかった…」という後悔を防ぐためには、段階を踏んで計画することが大切です。

 

●家族全員で要望を整理する

　親世帯は「安全・安心」、子世帯は「快適性やデザイン」を重視することが多く、優先順位を決めておくとスムーズです。

 

●将来を見据えて設計する

　今は元気でも数年後には介助が必要になる場合があります。手すりの設置や昇降機の設置スペースなど、先を見越した設計が安心につながります。

 

●地元の専門業者に相談する

　矢口渡エリア特有の住宅事情（狭小地・古い木造住宅など）に詳しい業者なら、現実的な提案を受けやすく、トラブルも防げます。

 

●助成制度や補助金を活用する

　国や自治体の制度を上手に活用することで、予算内で希望に近いリフォームが可能です。

 

築35年の木造住宅に住むAさんご家族の例です。

Aさんはそろそろ高齢の母親と同居することを検討しました。

 

課題：玄関の段差が大きく、浴室はタイルで滑りやすい。2階で子世帯が生活するためキッチンも使いづらい。

 

リフォーム内容：

 

●玄関をスロープ化＋手すり設置

 

●浴室をユニットバスに変更、浴槽は低めに

 

●2階にミニキッチン新設

 

●廊下幅を広げて車椅子対応

 

完成後、母親は「玄関が楽に出入りできる」と喜び、子世帯も「2階にキッチンがあることで生活音のストレスが減った」と満足されました。

 

このように、二世帯リフォームは安全性と快適性を両立させることが成功のポイントです。

二世帯同居は家族の絆を深めつつ、経済的にも安心できる暮らし方です。

また矢口渡エリアの特性として、商店街や病院、公共施設が徒歩圏に揃っているため、

リフォームによって高齢者でも安心して暮らせる住環境を作りやすいです。

実際、リフォーム後は「買い物や通院が便利になった」と喜ばれる方も多く、

生活動線と利便性を考えた設計がポイントとなります。

お困りの時には矢口渡で15年の実績があるハウステーションにご相談ください。

お客様のお力になれるよう一生懸命努力致します。

必要な場合は、弁護士・司法書士・税理士の先生もご紹介しています。

※イエステーションは全国約190店舗の安心のネットワークです。 グループ全体で年間契約数約7200件の仲介実績があります。