2025年4月から、すべての新築物件で省エネ基準の適合化が義務付けられました。

新築物件だけでなく、増改築工事も含まれます。増改築の場合には、建物全体ではなく増改築部分の省エネ基準適合が必要となります。

修繕・リフォームは対象外ですが、資産としての住宅を考えたとき、省エネ性能が高い住宅の方が価値が高くなると考えられます。また、省エネ性能が高い住宅は、夏涼しく、冬暖かい、快適な暮らしが期待できます。

地球温暖化が進む中、手軽に取り入れられるリフォームで、自宅の省エネ性能を高めてみませんか？

今回は簡単なリフォームで省エネ効果が得られるおすすめの建材を4選ご紹介します！

※こちらの記事は2025年5月23日時点の情報です。 

省エネで最初に挙げられるのが遮熱・断熱性能です。冷暖房の使用量を抑えて最大限の断熱効果を得られる方法を考えてみましょう。 

屋根や外壁、断熱材の貼り替えなどの大規模なリフォームをせずとも、性能向上できるツールは多くあります。

たとえば・・・

●熱交換換気システム

●シーリングファン

●調光フィルム

●樹脂製の内窓

こういった比較的簡単にリフォームできるところから始めてみましょう。光熱費の削減をはじめとした省エネ効果が得られ、住み心地が大きく変わるでしょう。 

また、建材自体のもつ省エネ性能だけでなく、施工に掛かる時間が短い、必要工具が少ないなど、導入に掛かるコストを考慮することも大切なポイントです。

簡単なリフォームで省エネ効果が得られるおすすめ建材を4選ご紹介します。

室内空気循環で大きな省エネ効果を生み出す小型のシーリングファンです。羽根の直径が58cmとコンパクトです。カバーの内側には照明も付いているユニークなデザインで、モダンでスタイリッシュなファンです。エアコンの冷暖房と合わせて使用すれば部屋の空気が大きく循環します。温度のムラが解消し電力使用量が抑えられるため、省エネ効果も高いです。

セラミックの蓄熱体に排気中の熱を貯め込み、給気時に利用する交互給排型の熱交換換気システムです。蓄熱性能の高い酸化アルミを含むセラミックは、熱交換効率最大値91％を誇ります。ダクトのない熱交換換気（第1種）で経路を気にする必要がありません。室内機も不要なため自由な空間設計ができ、部屋のインテリアを壊すことなく設置できます。ドライバーなどの工具を一切使用せず分解も可能なので、自身で清掃メンテナンスもできるところも魅力です。 

断熱性能が格段と上がるスリム内窓です。住宅の既存窓の室内側に樹脂フレームの内窓を取付けることで、従来窓との間に空気層ができ、断熱性能がアップします。奥行き55ミリのスリムフレームにより窓額縁内に納まりやすく、工期も最短で半日を実現しました。開口部の断熱改修に効果的な3つの基本性能（断熱性・気密性・遮音性）も確保しています。リフォームと新築のどちらにも合わせやすく、内装建材と相性のいい、ホワイト・グレイッシュベージュ・ブラウン・ダークグレーの4色をラインアップしています。

透明度が調整自在の液晶調光フィルムです。電源のオン・オフで透明と不透明を瞬時に切り替えられます。調光やブラインド用途のほか、電源オフ時には高精細な画像を映し出すプロジェクタースクリーンとしても利用可能です。消費電力は1平方メートルあたり7ワットと低消費電力で、すでに使用している平面・曲面ガラスへの後貼りや新設ガラスへの先貼り施工も可能です。ブラインドやカーテンに比べて、手入れがしやすく清潔でもあります。ホワイト・グレーの2色展開です。

【2025月4月21日　リフォーム産業新聞より抜粋】

手軽なリフォームで自宅の省エネ性能を高めることで

 光熱費の削減だけでなく、夏涼しく、冬暖かい、快適な暮らしが期待できます。

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